アメリカの幼児向け番組「セサミ・ストリート」に用いられている英語の分析に関する一考察  [in Japanese]

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Abstract

1)セサミ・ストリートの代表的作品の台本をデールとシャル(Dele and Chall)のリーダビリティ・フォーミュラ(readability formula)で分析した結果,日本の中学3年ないし,それ以下の英語教科書に相当するむずかしさであった。2)セサミ・ストリートに用いられる英語表現のうち,主語+述語動詞の構成をとらない,いわゆる破砕された文系がどのくらいの割合いで用いられているかを調べた。これはそれによってどの程度,会話的な表現が使用されているかを知るひとつの手掛かりとなると考えたためである。その結果,破砕された文型は,セサミ・ストリートのサンプル中,23.5%をしめた。これは,NHKテレビ英語会話初級における破砕された文型の出現率より,やや低いが,日本の中学校の教科書よりは,高い。3)この番組は,本来,話し言葉は,ある程度理解できても,書き文字は知らないアメリカの幼児向きに制作されたものである。しかし,すでに,ある程度書き文字は知っているが,話し言葉にふれる機会のすくない日本の中学3年生が,聞きとりの力をつけるために視聴しても,文型や語彙の上で,いちじるしく困難であるとは考えられない。

Journal

  • Japanese Journal of Broadcasting Education Study

    Japanese Journal of Broadcasting Education Study 3(0), 29-42, 1972

    Japan Association for Educational Media Study

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    110009735936
  • Text Lang
    JPN
  • ISSN
    0386-3204
  • Data Source
    NII-ELS  J-STAGE 
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