2016 永久型枠式陽極を用いた電気防食工法による塩害劣化構造物の補修(永久型枠)

  • 川俣,孝治
    住友大阪セメント(株)建材事業部技術開発部
  • 武若,耕司
    鹿児島大学工学部海洋土木工学科
  • 大越,威
    北海道開発局室蘭開発建設部浦河道路維持事業所

書誌事項

タイトル別名
  • 2016 Application of Cathodic Protection using Permanent-Form-Type Anode to .Repair of Chloride Attacked Concrete Structure

この論文をさがす

抄録

ガラス繊維補強セメントモルタル製永久型枠の内部にチタンメッシュ陽極を埋設した「永久型枠式陽極」を用いて、飛来塩化物により劣化した鉄筋コンクリート製覆道の柱に電気防食法を適用し、その施工性、通電性について検討した。その結果、外部電源方式の電気防食法において致命的である陽極と鉄筋との短絡について確実に防止できるとともに、従来の方法に比べ、工程の簡略化が可能であることが明らかとなった。また、本型枠式陽極による通電性状(分極性状、防食電流密度など)は、従来の陽極を用いた場合と差異がなく、十分適用可能であることが明らかになった。

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (5)*注記

もっと見る

詳細情報

問題の指摘

ページトップへ