M/M/1を越えて : 準出生死滅過程への招待(<特集>はじめよう待ち行列)
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- 滝根 哲哉
- 大阪大学工学研究科電気電子情報工学専攻
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抄録
最も基本的な待ち行列モデルであるM/M/1の系内客数過程は出生死滅過程と呼ばれる特殊な構造をもつ連続時間マルコフ連鎖で表現され,その定常状態分布は幾何分布に従う.本稿では,出生死滅過程を自然な形で拡張した準出生死滅過程を紹介する.特に,客へのサービスが二つの指数ステージで施される待ち行列モデルを具体例として取り上げ,その定常状態分布の行列幾何形式解を求める手順を解説する.さらに,系内客数過程を準出生死滅過程として表現できる待ち行列モデル群を紹介する.
収録刊行物
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- オペレーションズ・リサーチ : 経営の科学
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オペレーションズ・リサーチ : 経営の科学 59 (4), 179-184, 2014-04-01
公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571698602804300928
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- NII論文ID
- 110009807278
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- NII書誌ID
- AN00364999
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- ISSN
- 00303674
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles