地域の伝説・伝承データベース作成と活用の可能性〜尼崎を事例に〜

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タイトル別名
  • To make a database of regional folklore, and to research the possibility of utilizing the database〜A case study of Amagasaki〜

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抄録

地域に根差した伝承を採集し集積することは,柳田國男によって提唱された日本民俗学のおおきな課題のひとつである.しかし多くの場合,集積されたデータは専門の研究者たちによって活用され,地域住民自身によるアクセスは困難である.本データベースは兵庫県尼崎市における怪異・妖怪等フシギなコトやモノにまつわる伝説,伝承の一覧をめざすが,その際,データベース作成者のバイアスにより原資料の表現,認識が変わってしまう危険性を指摘する.そのうえでデータベースを地域資源のひとつに位置づけ,一般の地域住民にも確実な原資料へアクセスできるかたちでの公開について報告する.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570572702897452032
  • NII論文ID
    110009808990
  • NII書誌ID
    AN1010060X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles
    • KAKEN

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