書誌事項
- タイトル別名
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- Kikuchi Kan and "Tokyo Koshin-kyoku" : the Effect of a Movie Song on Fiction
- キクチカン コウサク スル 「 トウキョウ コウシンキョク 」 : エイガ コウタ ノ ケンインリョク
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抄録
菊池寛「東京行進曲」(『キング』一九二八・六〜一九二九・一〇)は、連載中に日活によって映画化(溝口健二監督)され、初の映画主題歌(西條八十作詞、中山晋平作曲)が制作された。先行論においては、文芸映画としての興業価値が考察され、脚色者が小説に忠実なあまりに映画・小説共に失敗作となったと結論づけられている。しかし、小説は未完であり、映画の後半部分は小説に準拠し得なかった。本稿では当時流行した小唄映画という形式に着目し、三者(映画・小説・主題歌)の関係性を改めて検証する。小説がむしろ主題歌(映画小唄)に牽引される形で生成されていった様相を、戯曲と照合することも含めて明らかにし、「無声映画」の音や語りとの有機的な結びつきから生まれたテクストとして、菊池寛の代表作「東京行進曲」成立の多層性について論究する。
収録刊行物
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- 日本近代文学
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日本近代文学 89 (0), 64-78, 2013
日本近代文学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205767362432
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- NII論文ID
- 110009816662
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- NII書誌ID
- AN00353904
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- ISSN
- 24241482
- 05493749
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- NDL書誌ID
- 024990327
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可