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- 小室 裕充
- 智山伝法院
書誌事項
- タイトル別名
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- Japanese Religious Mind in KUYOU Ritual
- キンセイ ニ オケル ショミン ノ ブッキョウ シンコウ
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抄録
近世における仏教信仰は、寺院型の仏教信仰ではなくて、庶民型の仏教信仰であった。出家者指導型でなく、篤信在家の先達による仏教信仰であった。そのことは真言系についてみると大師信仰の大師講(送り大師遍路)であり、観音信仰による観音講(三十三ヵ所巡拝)などの講組織であった。庶民の仏教信仰は出家型ではなく、庶民奉仕の大師伝説型の信仰であった。出家者の仏教解釈ではなくて、庶民による大師教学であり、真言教学であった。それは封建制社会の体制内のものであるが、人間らしく生きていく教えであり、平等思想的な教えであった。真言の尊さは誰もが救われると説かれていたことだと受けとめていた。寺院法度などの仏教統制のなかで、寺院型仏教信仰は差別戒名をつけるような教学であった。そんな伝統教学に絶望し、二宮尊徳の生き方に教えられ、新しい出家者のあり方を求めた真言僧もおられた。
収録刊行物
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- 智山学報
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智山学報 40 (0), 199-209, 1991
智山勧学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680792639232
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- NII論文ID
- 110009817414
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- NII書誌ID
- AN00141713
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- ISSN
- 2424130X
- 02865661
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- NDL書誌ID
- 3411413
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可