胸部大動脈瘤ステントグラフト治療に関わる予後予測 : 線形判別分析に基づくエンドリークの予測と影響標本集合の探索

書誌事項

タイトル別名
  • A DETECTION OF INFLUENTIAL INDIVIDUALS FOR THE RISK PREDICTION OF ENDOLEAK FORMATION AFTER TEVAR BASED ON A NEW FRAMEWORK OF STATISTICAL SENSITIVITY ANALYSIS
  • キョウブ ダイ ドウミャクリュウ ステントグラフト チリョウ ニ カカワル ヨゴ ヨソク : センケイ ハンベツ ブンセキ ニ モトズク エンドリーク ノ ヨソク ト エイキョウ ヒョウホン シュウゴウ ノ タンサク

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抄録

医師は患者の状態から病気や副作用を予測し,その後の治療計画を立てる.その治療計画に数理科学者の知見を役立たせる余地はあり,特にモデル評価基準に基づく統計的予測手法は重要な役割を果たし得ることが考えられる.本論文では,胸部大動脈瘤に対するステントグラフト治療に焦点を当て,治療後に生じる重篤な副作用であるエンドリーク形成と治療前の胸部大動脈の形状との関係を統計的判別分析を通じて評価する.さらに,各群の判別スコアの平均に対する標本影響関数の符号に基づき,それぞれの群の判別スコアの平均に対して影響的な複数個の学習標本集合を検出する.また,各群の判別スコアの平均に対する標本影響関数の符号に基づき,leave-one-out cross-validationを用いて判別方法の誤判別率を評価し,各群の誤判別率に対して影響的な複数個の学習標本集合についても同様に検出する.最終的に,両者の立場から検出される共通の標本集合の特徴を詳細に調べることにより,エンドリーク形成と患者の大動脈形状との関係を予測の観点から明らかにする.

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