介護支援専門員・介護職に対する訪問看護師の連携行動とその関連要因 : 死亡前1か月間の高齢者終末期ケアに関して

書誌事項

タイトル別名
  • Home Care Nurse Collaborative Practice with Care Managers/Home Health Aides for Elderly in Terminal Stage
  • カイゴシエン センモンイン ・ カイゴショク ニ タイスル ホウモン カンゴシ ノ レンケイ コウドウ ト ソノ カンレン ヨウイン : シボウ ゼン 1カゲツカン ノ コウレイシャ シュウマツキ ケア ニ カンシテ

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抄録

高齢者の在宅終末期ケアにおける介護支援専門員・介護職に対する訪問看護師の連携行動とその関連要因を検討した.13道府県の訪問看護事業所から無作為に1/2抽出し,訪問看護師に質問紙による郵送調査を実施した.1か月以上ターミナルケアを受けて亡くなった高齢者を2事例ずつ収集した.返送された事例のうち,訪問看護師が介護支援専門員と介護職双方と連携していた155例を分析した.介護支援専門員・介護職に対する訪問看護師の連携行動は,因子分析の結果,「介護職に対する連携」「介護支援専門員に対する連携」「チーム力の強化」の3因子に分類された.「介護職に対する連携」と関連した要因は,介護事業所と訪問看護師のいままでの連携が頻繁で,介護事業所の終末期ケア経験があること,「介護支援専門員に対する連携」では,介護支援専門員からの相談があり,利用者・家族の死亡場所の希望を把握した職種が訪問看護師の場合であった.よって,介護支援専門員・介護職に対する訪問看護師の連携行動を高めるには,情報交換のシステムや勉強会などが必要と考えられた.

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