Assessment of the pros and cons of swimming & water exercise among university student:Development and validation of a decisional balance scale

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  • 大学生の水泳・水中運動の恩恵と負担の測定 :意思決定バランス尺度の作成および信頼性・妥当性の検討
  • ダイガクセイ ノ スイエイ スイチュウ ウンドウ ノ オンケイ ト フタン ノ ソクテイ イシ ケッテイ バランス シャクド ノ サクセイ オヨビ シンライセイ ダトウセイ ノ ケントウ

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Abstract

<p>水泳・水中運動の実施は,身体的側面および心理的側面などへの効果が過去の研究にて実証されており,健康への恩恵は極めて大きいものと考えられる。</p><p>本研究は,「意思決定理論(Janis & Mann,1977)」に基づいた大学生の水泳・水中運動における意思決定バランス尺度を開発し,その信頼性および妥当性を検討することであった。一次調査では,最初にパイロット調査と先行研究の検討によって水泳・水中運動での意思決定バランスを測定するための項目が作成された。調査は関東地方,関西地方,そして九州地方の5つの大学の講義の時間内で実施された。大学生573名が調査票に記入した。探索的因子分析の結果,2因子からなる「水泳・水中運動の意思決定バランス尺度-大学生版(Decision Balance Scale for Swimming & water exercise with University student:DBSSU)」が開発された。続いて,開発された尺度の信頼性についてα係数から確認され,さらに妥当性については ‘水泳・水中運動の好き-嫌い(態度)’ および ‘水泳に対するセルフエフィカシー’ の観点から確認された。加えて,DBSSUの性差が認められ,男子に比べ女子にて負担が高いことなどが明らかにされた。さらに二次調査では,大学生271名を対象として行動変容ステージの観点から妥当性が検討された。行動変容ステージの上昇により,恩恵が高まり負担が低くなることなどが明らかにされたことから,本尺度は妥当性を有していることが考えられた。本尺度は大学生の水泳・水中運動増強に関する今後の研究において活用される可能性が考えられた。最後に本尺度の使用方法と今後の課題などについて議論された。</p>

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