E-1 天井面放射冷却の体感への影響と冷却条件に関する実験的研究(セッションE)

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  • E-1 Optimal conditions of ceiling surface cooling by an air-conditioning device

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抄録

本研究では非対称放射の体感への影響を評価することと快適範囲を再現するためのエアコンの設定条件を特定することを目的とし,愛知県名古屋市のRC造の3階,4階の2住戸で平成24年8月21日から8月29日に実施した.通常の家庭用冷房に加え,家庭用冷房に送風ダクトを取り付けて天井冷却を行うものの2種類の冷却方法で実験を行った.通常冷房は設定室温26℃, 28℃, 30℃の3条件とし,天井冷却は通常冷房と同一室温で風量3条件(500m^3/h,400m^3/h,300m^3/h)とした.天井面風速・温度・熱流量,エアコンの吹き出し口風速・温度,消費電力,室内温熱環境要素を連続測定した.また,20~23歳の健康な男女5名に参加してもらい,条件ごとに各部屋30分間在室後申告してもらった.その結果,天井冷却法により快適な温熱環境を提供するためには,400~500m^3/hの範囲の風量で,設定室温より10℃程度低い吹き出し温度に設定することが最適である結果を得た.

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