大阪市立大学の学士課程教育の現状と課題

書誌事項

タイトル別名
  • オオサカ シリツ ダイガク ノ ガクシ カテイ キョウイク ノ ゲンジョウ ト カダイ

この論文をさがす

抄録

2010年から2013年の間に実施された大阪市立大学の初年次教育・学士課程教育に関する調査等の結果を総合的に検討し、今後の課題を整理した。本学の学士課程は初年次教育から卒業研究までの体系的なカリキュラムを特徴としており、また人格の基盤形成や大学で学ぶための研究基礎力の形成が全学共通教育の目的として期待されていた。その一方で、専門の枠を超えた学習の重要性はポリシーとしては指摘されているが、それを積極的に促進するような方策はあまり検討されていなかった。全学共通教育での学修は学生の知識や視野の幅を広げることには一定の効果を持っていると思われるが、問題発見と解決、知識の総合的活用といった学習から実践へと一歩踏み込んだ学修成果を期待するには、さらなる工夫の余地があることなどが示唆された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ