ネットワークを活用したプラネタリウム・コンサートの実践 Practice of a Planetarium Concert Using Network Collaboration

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抄録

名古屋市科学館プラネタリウムでは,通常の一般投影や学習投影などのほかに,対象や内容を特化したさまざまなイベントを行っている。今回は全国の作曲家とのコラボレーションによるプラネタリウムコンサートを開催した。本文では2001年と2002年に実施したプラネタリウムコンサートにおいて,インターネットを介した企画構成のためのコラボレーションと,プラネタリウム映像とコンピューターミュージックによる科学と芸術の融合について述べる。プラネタリウムでのコンサート自体は,全国のプラネタリウムで行われている。ただ,その大部分はいわゆるCDコンサートやアマチュアのための演奏の場という色合いが強く,本来の芸術としてのコンサートとは趣の違うものが多い。満天の星の下となるプラネタリウムという仮想空間の中で,芸術としての質を持ったコンサートを行うためには,プラネタリウムの専門スタッフと音楽の専門家のそれぞれの特徴と専門性を生かしたコラボレーションが必要である。さらに,それぞれ遠隔地にいる作曲家と学芸員がより質の高いコンサートを実現するため,コンピューターネットワークを大いに活用した。プラネタリウムという科学的にも,そして芸術面でもユニークかつ有効な場を活用した,芸術と科学の融合が,これからの教育の一つのスタイルとして重要になると考えている。本論では,2001年「お月見の夜」と,2002年にその再演としてISEA(電子芸術国際会議)で行った「名月往来」について,そのコンセプトや意義,そしてこのコラボレーションを可能にしたネットワーク活用の具体的な手法について論じる。

In Nagoya city science museum, not only usual planetarium shows but also special planetarium shows are performed. One of the special planetarium shows, we produced and held planetarium concerts in collaboration with curators and nationwide composers. Many planetarium in Japan held planetarium concerts. But the greater part of them are common CD concerts or concerts for amateur composers. So they are unlike artistic events. Under the starry sky of the planetarium, that is unique virtual nigth environment, collaboration of planetarium specialists and music specialists is necessary to create high quality artistic concerts. We think that the harmony of the art and the science is an important style of education in the planetarium. Because the planetarium is unique and valid environment from a viewpoint of the science and the art. In this paper, we discuss the concepts, meaning, and method of network collaborations in the two concerts, "Otsukimi no yoru"2001," meigetsu orai "2002 (Internarional Symposium on Electronic Art).

収録刊行物

  • 情報文化学会誌

    情報文化学会誌 10(1), 97-104, 2003

    情報文化学会

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110009840619
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10540318
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    13406531
  • NDL 記事登録ID
    7241760
  • NDL 雑誌分類
    ZM13(科学技術--科学技術一般--データ処理・計算機)
  • NDL 請求記号
    Z14-B152
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  NII-ELS  IR  NDL-Digital 
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