キャッシュの効果を加えたルーフラインモデルの拡張によるプログラムの性能見積り

  • 南 一生
    独立行政法人理化学研究所計算科学研究機構運用技術部門
  • 井上 俊介
    株式会社)富士通システムズ・イースト解析シミュレーション部
  • 千葉 修一
    富士通株式会社次世代テクニカルコンピューティング開発本部
  • 横川 三津夫
    国立大学法人神戸大学大学院システム情報学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Performance Estimation of the Programs by the Extension of the RoofLine Model adding the Cache Effect

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抄録

プログラムの実行性能限界を見積もるために,プロセッサのピーク性能,メモリバンド幅,Operational Intensity(Flop/Byte) をパラメータとしたルーフラインモデルが提案されている.ルーフラインモデルは,メモリネックのプログラムの場合に見積り性能と実測性能が良く一致するが,キャッシュアクセスが増えてくると,見積り性能と実測性能が乖離してくる.本報告では,キャッシュアクセスが増大するカーネルプログラムに対し,コーディングに基づく実行性能の見積もり方法を提案する.また,いくつかのカーネルループに対し,スーパーコンピュータ 「京」 上の実行性能の評価を行った結果,本方法が実効性能見積もりに適用できることを明らかにした.

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キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570572702952897792
  • NII論文ID
    110009850824
  • NII書誌ID
    AN10463942
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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