子と自分のバランスをとる : 重症心身障害児の母親の意識変容の契機とメカニズム  [in Japanese] Balancing the child and the self : a study on the turning mechanism in the transformation process of the consciousness of the mothers with severely handicapped children  [in Japanese]

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Abstract

重症心身障害児の母親が、意識を変容させる契機とメカニズムを明らかにすることを目的として、9名へ半構成的インタビューを行い、得られたデータを修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて分析した。その結果、1)「子へのトータル・コミットメント」意識を形成した後、母親は「自己の喪失感」をつのらせていた。すなわち、子へのトータル・コミットメントを通して、最大限、子に一体化し、自分の全てを子に傾けた結果、自己を喪失したかのような感覚を抱き、かつこのような自己の状態を否定的に自覚していた。2)「自己の喪失感」という前提条件の下、「障害軽減の諦め」「役割的拘束の自己調整」をすることが契機となって、母親は「コミットメントの調整」をはかり、子と自分のバランスをとろうとしていた。3)コミットメントの調整後、母親は、子、自分、他の家族の状態の評価を行い、その結果をみて、コミットメントの再調整を行っていた。

Journal

  • The Japanese Journal of Health and Medical Sociology

    The Japanese Journal of Health and Medical Sociology 15(2), 94-103, 2005

    The Japanese Society of Health and Medical Sociology

Cited by:  3

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    110009863561
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AN10421975
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    Journal Article
  • ISSN
    1343-0203
  • NDL Article ID
    7329670
  • NDL Source Classification
    ZE1(社会・労働--社会科学・社会思想・社会学) // ZS17(科学技術--医学--衛生学・公衆衛生)
  • NDL Call No.
    Z6-B330
  • Data Source
    CJPref  NDL  NII-ELS  J-STAGE 
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