マルハナバチの室内飼育—ハイイロマルハナバチとホンシュウハイイロマルハナバチ—

書誌事項

タイトル別名
  • Laboratory rearing of bumblebees—Bombus deuteronymus deuteronymus Shulz and B. deuteronymus maruhanabachi Sakagami et Ishikawa (Hymenoptera, Apidae)—
  • マルハナバチの室内飼育 : ハイイロマルハナバチとホンシュウハイイロマルハナバチ
  • マルハナバチ ノ シツナイ シイク : ハイイロマルハナバチ ト ホンシュウハイイロマルハナバチ

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抄録

ハイイロマルハナバチとホンシュウハイイロマルハナバチの室内飼育を行った.成虫の頭幅は,自然巣および飼育巣のいずれも働き蜂・オス蜂ともに0.30-0.39cmの間に集中した.繭数は自然巣においても飼育巣でも巣ごとにばらつきがみられたが,大きさについてはいずれも0.70-0.89cm間に頻度が高かった.これらの結果から,飼育における体サイズの縮小化はほとんど見られなかったと考えられた.飼育下における特徴としては,第一巣室とその後の巣室で産卵・育児習性に大きな違いが見られないこと,営巣期間が他種マルハナバチと比較すると短いことが挙げられた.また,ホンシュウハイイロマルハナバチでは働き蜂数が少なくても生殖虫の生産が可能であることが明らかとなった.

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