構造化マルコフ連鎖の切断誤差評価(<特集>待ち行列理論-最近の話題から-)

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抄録

「解けない」待ち行列の系内客数分布や待ち時間分布は,しばしば,ある種の構造化マルコフ連鎖の定常分布として数値的に求めることになる.しかし,その構造化マルコフ連鎖の遷移確率行列が無限次元である場合には,何らかの方法で遷移確率行列を切断してから,計算機実装を行う必要がある.無論,切断された遷移確率行列から得られる定常分布は,本来求めるべき定常分布に対する「近似」である.本稿では,「最終列増大切断」によって得られる定常分布の誤差上界と,その導出に必要となる確率行列の「単調性」について述べる.また,関連する結果についても言及する.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573950402604768768
  • NII論文ID
    110009865877
  • NII書誌ID
    AN00364999
  • ISSN
    00303674
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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