Extreme SIMDアーキテクチャのプログラミングモデル拡張Cによる性能評価

  • 宇川 斉志
    筑波大学大学院システム情報工学研究科
  • 佐藤 三久
    筑波大学大学院システム情報工学研究科|筑波大学計算科学研究センター
  • 朴 泰祐
    筑波大学大学院システム情報工学研究科|筑波大学計算科学研究センター
  • 児玉 祐悦
    筑波大学大学院システム情報工学研究科|筑波大学計算科学研究センター
  • 山口 佳樹
    筑波大学大学院システム情報工学研究科
  • 山本 淳二
    (株)日立製作所中央研究所

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抄録

エクサスケールの計算機の実現にあたって文部科学省の委託研究により大量の演算器を 1 つのマスタープロセッサで制御する Extreme SIMD アーキテクチャが提案された.本稿では Extreme SIMD アーキテクチャ上で実行できるバイナリを生成するためのプログラミングモデルの一つとして Extreme SIMD 向け拡張 C について述べ,それを用いて Extreme SIMD アーキテクチャのシミュレータによる評価を行う.Extreme SIMD 向け拡張 C は PE で実行される文を SIMD 制御文で囲むだけで簡単に指定することが可能で,メモリ操作などはライブラリ関数で提供されるという特徴を持つ.2 次元のラプラス方程式の差分法による計算を実行したところローカルメモリに入りきる 4096×4096 格子の問題サイズではピーク性能に対して最大 74%と高い実効効率を示すが,入りきらない問題サイズでは実効効率が 1 割未満になるという急激な性能低下を起こすことを確認した.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570009752962910848
  • NII論文ID
    110009877733
  • NII書誌ID
    AN10463942
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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