多重高周波照明による半透明物体内部のスライス可視化
この論文をさがす
抄録
本稿では,半透明物体内部の特定の深さのスライスを可視化する手法について述べる.半透明物体の外観はすべての深さのスライスの見えの和として表現される.それぞれの深さのスライスは,深さ依存の点広がり関数 (PSF) によりぼけた見えとなっている.我々は,深さ依存 PSF の周波数特性の違いを利用し,プロジェクタカメラシステムに基づくスライス可視化手法 「多重高周波照明法」 を提案する.本手法では,空間的周波数の異なる複数の市松模様を投影しながら計測し,線型な式を解くことで,半透明物体内部のスライスを可視化できる.シミュレーションによって定量的評価を行い,実環境実験によって定性的評価を行うことで,本手法の有用性を示す.
収録刊行物
-
- 情報処理学会研究報告. CVIM, [コンピュータビジョンとイメージメディア]
-
情報処理学会研究報告. CVIM, [コンピュータビジョンとイメージメディア] 2015 (24), 1-8, 2015-01-15
一般社団法人情報処理学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1572261552737991936
-
- NII論文ID
- 110009882544
-
- NII書誌ID
- AA11131797
-
- ISSN
- 09196072
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- CiNii Articles