HMM音声合成におけるアクセントラベリング基準が合成音声に与える影響の分析

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抄録

本論文では,従来の HMM 音声合成において曖昧であったアクセントラベリング基準について検討を行い,合成音声への影響を調べる.具体的には,アクセント型の表現およびアクセント句境界の基準について検討する.アクセント型については,尾高型が 0 型とモーラ長型の 2 通りの表現があることに着目し,それらを用いた場合に合成音声の F0 がどのような影響を受けるかについて客観評価を行う.また,2 段階クラスタリングを用いる効果についても検証する.アクセント句境界については,アクセント句によっては 0 型と 1 型の 2 つのアクセント句で表現する場合と,それらを結合し 1 つのアクセント句として表現する場合があり,これらの違いが合成音声に与える影響を調べる.またこれらの評価において,日本語アクセントの高低の誤りを客観的指標として導入し,この指標の有効性について分析を行う.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573950402602497024
  • NII論文ID
    110009899871
  • NII書誌ID
    AN10442647
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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