アプリケーション主導のリンク速度調整による有線イーサネット消費電力量削減
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抄録
近年では,情報機器の消費電力量削減は重要な課題となっている.ネットワーク機器の省電力制御手法として ALR や EEE などがあるが,頻繁なリンク速度切替やスリープ状態からの復帰方針により,少量の通信時には電力量の無駄を生じてしまう課題がある.本論文では,確実な電力量削減のための省電力制御として,アプリケーションから通知されるデータ容量を用いて適切なリンク速度を決定する手法を提案する.提案手法では,リンク速度切替をアプリケーションが主導することにより,アプリケーションに応じた通信安定性が保証されることや,先行手法よりも効率的な電力量削減につながるリンク速度決定を可能としている.提案手法の有効性を確かめるため,10BASE-T,100BASE-TX,1000BASE-T の切り替えにおける評価を行った.単一通信および複数通信を模した評価において,転送するデータ容量に応じたリンク速度切替が実施することにより,リンク速度を固定した場合よりも電力量を削減できることを確認した.電力量の削減は,リンク速度を固定した場合に比べ最大 24.5% となった.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. CSEC, [コンピュータセキュリティ]
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情報処理学会研究報告. CSEC, [コンピュータセキュリティ] 2015 (7), 1-8, 2015-05-14
一般社団法人情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573668927665916800
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- NII論文ID
- 110009900758
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- NII書誌ID
- AA11235941
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- ISSN
- 09196072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles