声と文字の間 : 講釈・点取り本・実録

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書誌事項

タイトル別名
  • Between Voices and Letters : Storytelling, Tentori-bon Scripts, and Historical Documents

抄録

本稿では、近世から明治初期にかけての講釈を見る直接的な資料として講釈の台本(そのうち点取り本)に注目した。点取り本は演者が講釈の要所要所を記し、符号を多用することが大きな特徴である。さらに、点取り本『義士銘々伝』の種となった実録を特定し、実録から講釈へという、変化を分析した。これらのことを通じ、文字によって表現されていたメディアが声によるメディアへと変換される一例の様相を考察した。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 51 (3), 41-51, 2002

    日本文学協会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680755487616
  • NII論文ID
    110009901732
  • DOI
    10.20620/nihonbungaku.51.3_41
  • ISSN
    24241202
    03869903
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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