日本語版Avoidance and Fusion Questionnaire for Youthの作成および信頼性・妥当性の検討

DOI
  • 細尾 綾子
    徳島大学大学院総合科学教育部:(現)相州病院
  • 境 泉洋
    徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部

書誌事項

タイトル別名
  • Japanese Version of the Avoidance and Fusion Questionnaire for Youth : Development and Examination of its Reliability and Validity

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抄録

児童青年における体験の回避や認知的フュージョンによる心理的非柔軟性を測定するAvoidance and Fusion Questionnaire for Youth (AFQ-Y)の日本語版を作成し、信頼性と妥当性について検討した。研究Iでは、Item-parcelingを用いた確認的因子分析によって1因子構造であることが示された。また、十分な内的整合性と収束的妥当性が確認された。研究IIでは、中学生に対してアクセプタンス&コミットメント・セラピーを取り入れた集団心理教育を実施し、その前後での日本語版AFQ-Yの得点変化を検討した。その結果、得点が有意に低くなったことにより反応性が確認された。以上のことから、日本語版AFQ-Yは信頼性および妥当性を有すると考えられた。

収録刊行物

  • 行動療法研究

    行動療法研究 41 (1), 31-41, 2015-01-31

    一般社団法人 日本認知・行動療法学会

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