校内授業研究の活性化要因が若手・中堅・ベテラン教師の力量形成に及ぼす影響 : 中学校教師への質問紙調査の数量的分析
-
- 石上 靖芳
- 静岡大学
書誌事項
- タイトル別名
-
- Influence of Factors Stimulating School-based Lesson Study on the Competence Development of Young, Mid-Career, and Veteran Teachers : A Quantitative Analysis of a Questionnaire Survey Conducted with Junior High School Teachers
抄録
本研究では,校内授業研究の活性化要因を抽出し,それが若手,中堅,ベテラン教師の授業力量形成にどのような影響を与えているのかを明らかにすることを目的とする。この目的を達成するために,静岡県内のA市の全中学校に質問紙調査を実施し,295名の教諭から回答を得て数量的分析を行った。その結果,校内授業研究を活性化させる要因として,「同僚性」「研究内容・方法」「組織体制・風土」「社会動向」「目標設定・共有」の5つの因子が抽出された。さらに校内授業研究活性化要因が若手,中堅,ベテラン教師の授業力量形成に与える影響を分析した結果,「研究内容・方法」がすべての職歴区分の教師の認識に影響を与えていること,教職経験年数を重ねベテラン教師に向かうに従い,影響を及ぼす活性化要因への認識が増えていくことなどが明らかとなった。
収録刊行物
-
- 教師学研究
-
教師学研究 12 (0), 1-10, 2013
日本教師学学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205815837568
-
- NII論文ID
- 110009922421
-
- ISSN
- 24241598
- 13497391
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可