平賀源内における<芸能>の意味(<特集>江戸戯作と伝承芸能)

書誌事項

タイトル別名
  • The Concept of "Geina" (Public Entertainment)in Hiraga Gennai's Works(<Feature Articles>Edo Gesaku and the Traditional Public Entertainment)
  • 平賀源内における<芸能>の意味
  • ヒラガ ゲンナイ ニ オケル ゲイノウ ノ イミ

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抄録

平賀源内はその戯作中で繰り返し<芸能>もしくは<芸>に言及する。そうすることで彼は<制度>としての<芸能>の無化を試みつつ、一方で彼自身の<工夫>を介して<天下>へとつながる道を仮構するのである。同時に彼は<見世物小屋>という場(トポス)を援用し。<芸=制度=権威>の相対化をはかるのであるが、そのような源内の文章自体、<制度>の脱構築を目途として書かれていることは、蓋し当然であろう。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 37 (8), 9-18, 1988

    日本文学協会

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