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- 平岡 敏夫
- 筑波大学
書誌事項
- タイトル別名
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- A Study of Gubijin-so : The "Ego" and "Fiction"(<Feature Articles>"Fiction" and "Ego" in the Modern Literature)
- 「虞美人草」論--<自我>と<虚構>をめぐって
- グビジンソウ ロン ジガ ト キョコウ オ メグッテ
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抄録
「作者」という語が直接登場しているように、夏目漱石「虞美人草」では作家の<自我>が露出し、<虚構>はその支配を受けている。だが、先行する小栗風葉「青春」の男女密会の「大森」行きに象徴される恋愛の<引用>として、さらには「青春」や小杉天外「コブシ」の「兄妹」の<引用>として「虞美人草」は<虚構>の新たな活性化をはかっている。とくに宗近の妹よし子の<妹の力>としての<虚構>は必ずしも<自我>に従属していない。この作品の<自我>と<虚構>は見合っており、そこに「虞美人草」の独自の構造と魅力がある。
収録刊行物
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- 日本文学
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日本文学 35 (10), 1-11, 1986
日本文学協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205777636480
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- NII論文ID
- 110009930209
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- NII書誌ID
- AN00197092
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- ISSN
- 24241202
- 03869903
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- NDL書誌ID
- 2804064
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可