ノウサギによる広葉樹苗木への食害に対する防止例

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タイトル別名
  • Protectors for broadleaf tree seedlings against damage caused by the Japanese hare

抄録

ヒノキ25年生人工林の群状伐採跡地(14×14mの6カ所,7×7mの18カ所)に,5種の広葉樹苗木(樹高約1m,根元直径約1cm)を植栽したところ,ノウサギLepus brachyurusによる食害が発生したので,ポリネットと筒状金網柵("cylinder" type protector)による食害防止法を試みた。ポリネットによる防止効果は一部では認められたが,全体的には良好でなかった。一方,筒状金網柵の場合には,すべての樹種が殆ど食害を受けず,防止効果は高かった。両防止法の価格を比較すると,筒状金網柵では材料費はポリネットのそれの約束7.6倍(607円/1個),を要し,また設置のための労働量も2倍多かったが,筒状金網柵は食害防止とその持続性の両面で有効な防止法の一つであるといえる。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282681080945792
  • NII論文ID
    110009931313
  • DOI
    10.18987/jjsh.16.0_21
  • ISSN
    24330744
    09100369
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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