書誌事項
- タイトル別名
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- Subjective Well-being and Related Factors for Healthy Longevity among Community Dwelling Elderly People
- ケンコウ チョウジュ ニ ムケタ ダイトシ ザイジュウ ジリツ コウレイシャ ニ オケル シュカンテキ ケンコウカン ト カンレン ヨウイン ノ ケントウ
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抄録
目的:大都市における地域在住高齢者の健康長寿に向けて,主観的健康感の実態ならびに関連要因を把握するとともに支援の示唆を得ることである.方法:対象は,関東圏A市A区の65歳以上の住民のうち,住民基本台帳に基づき1/50無作為抽出された623人である.方法は,無記名自記式質問紙調査(郵送法)であり,調査項目は,主観的健康感,人口学的特性,身体心理社会的特性等である.結果:有効回答者数(割合)は350人(56.2%)であり,平均年齢は73.5(SD=6.1)歳,男性180人(51.4%)であった.主観的健康感は健康:32人(9.1%),まあ健康:244人(69.7%),あまり健康でない:54人(15.4%),健康でない:15人(4.3%)であり,重回帰分析により,性別(β=-0.136, p<0.05),自覚症状数(β=0.308, p<0.05),要介護認定(β=-0.147, p<0.05),K6(うつ)(β=0.167, p<0.05),LSNS-6(ソーシャルネットワーク)(β=-0.238, p<0.05),口腔衛生(β=-0.173, p<0.05),定期的な運動(β=-0.253, p<0.05),休養と睡眠(β=-0.127, p<0.05)の各項目ならびに健康づくり合計項目数(β=-0.191, p<0.05)との間に有意な関連が認められた.考察:大都市における地域在住高齢者の健康長寿に向けて主観的健康感を向上させるためには,高齢者1人ひとりの健康づくり活動を支援するとともに,地域における支援の体制づくりが必要である.
収録刊行物
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- 日本地域看護学会誌
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日本地域看護学会誌 17 (3), 23-29, 2015
一般社団法人 日本地域看護学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205206734848
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- NII論文ID
- 110009931521
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- NII書誌ID
- AA11362530
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- ISSN
- 24320803
- 13469657
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- NDL書誌ID
- 026302152
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可