2422 分子動力学法を用いたタングステン中ヘリウム誘起欠陥形成機構の研究

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  • 2422 A MD study on helium-induced defect-formation mechanism m tungsten

抄録

国際熱核融合実験炉(ITER)を含めた将来の核融合炉では,その機械的特性からタングステン(W)材料を用いることが検討されているが,プラズマ壁相互作用(PWI)によって表面変質を受けた場合,様々な問題が起きると懸念されている.その一つにHe照射によるヘリウム(He)バブルの形成がある. HeはW格子間を素早く移動し,W原子空孔を核として互いに集合し,He一空孔複合体を形成するが,その後,どのようにヘリウムバブルに成長するのか,また,空孔に補足されるHeが過多になった際に起きるWの弾き出しがいかにして起きるのか,そのメカニズムは現在のところ解明されていない.そこで,古典分子動力学シミュレーションにより,上記メカニズムの解明を目指す.

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