屋内電気系統の電流センシングを用いた電化製品利用位置推定手法の提案(「ユビキタスコンピューティング技術とサービスコンピューティング」及び一般)

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タイトル別名
  • Proposing A Method for Positioning Appliance Use in Indoor Environment based on Electrical Sensing

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抄録

本稿では,屋内の電気系統をセンシングすることにより,電化製品の屋内での利用位置を推定する手法を提案する.具体的には,電気系統を流れる電流を電流センサにより観測し,電圧降下現象を用いて交流電源から電化製品のプラグが挿入されているコンセントまでの距離を推定することで,電化製品の位置を特定する.本研究では位置の推定を電流センサのみを用いることにより実現したため,電化製品にRFIDなどの位置計測用タグを添付せずに,電化製品の利用場所を推定できる.家電の利用位置推定技術は,実世界現象の理解や実世界指向アプリケーションの実現のための基礎的技術になると考える.例えば,ユーザ位置や家電利用位置アウェアなサービスの提供,日常行動の認識,家電の利用を介したユーザの位置推定,家電利用位置に基づく部屋の役割(ダイニングルーム,リビングルーム,ベッドルームなど)の理解などのアプリケーションへの利用が考えられる.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572261552805547904
  • NII論文ID
    110009945892
  • NII書誌ID
    AA12575989
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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