赤猪子の物語 : 饗宴と提喩としての歌謡 The Narrative of Akaiko : Banquets and "Kayo"(Songs) as a Synecdoche

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抄録

古事記の赤猪子の物語は、元来祭式の一過程である饗宴に於いて歌われた一群の歌謡に由来する。饗宴に於いては、祭式が滑稽化されて再演される。この関係は、赤猪子の物語とそれから推定される神話との関係に等しい。即ち、祭式と対応するまじめな神話を、饗宴の場で滑稽化して一群の歌謡によって表わしたのが赤猪子の物語であった。その饗宴に於ける歌謡が記録され、背景である話が加わって、文字化(文章化)された赤猪子の物語は成立した。

The narrative of Akaiko in Kojiki gets its source from a group of " Kayo" sung at a banquet performed as part of a ritual. The performers made travesties of the serious rituals while erforming them. The songs at the banquet were recorded and added to the stories in the contemporary background, and were written down in the burlesqued style. In this way we can see the formation process of Akaiko Narrative.

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 33(10), 35-45, 1984

    日本文学協会

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110009959858
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00197092
  • 本文言語コード
    JPN
  • ISSN
    0386-9903
  • NDL 記事登録ID
    2693691
  • NDL 刊行物分類
    K25;E33
  • NDL 雑誌分類
    ZK22(言語・文学--日本語・日本文学)
  • NDL 請求記号
    Z13-438
  • データ提供元
    NDL  NII-ELS  J-STAGE 
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