遠赤外線による海苔の乾燥に関する研究(第2報) : 乾燥条件による乾海苔品質への影響

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タイトル別名
  • Study on Drying of Lavers Using Far-infrared Ray (Part 2) : Effect of Drying Item on Dried Laver Qualities

抄録

乾海苔の等級と色相,明度,彩度及び光沢度との関係を調べた。また,海苔を高品質に乾燥する乾燥方法を確立する目的で,棒状の遠赤外線ヒータを用いた乾燥装置で乾燥実験を行い,乾燥因子及びその因子の組合せにより,乾燥条件が品質に与える影響を調べた。(1)乾海苔の等級は色相,光沢度と高い回帰性があるが,明度及び彩度には回帰性が認められない。つまり,色相及び光沢度を測定することにより,乾海苔の等級を推測できる。なお,生産地により同じ等級でも,多少の差がある。(2)遠赤外線を用いて乾燥した場合に,乾燥方法及び乾燥因子の組合せの違いにより,乾海苔の製品に等級の差が認められる。すなわち,乾燥工程により仕上げ製品の品質に影響が生ずる。(3)乾燥因子及び因子間の相互作用は製品の品質に影響を及ぼす。もっとも影響が大きい因子は,送風速度である。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564238085188480
  • NII論文ID
    110009977860
  • DOI
    10.20809/seisan.4.2_55
  • ISSN
    24242403
    13410156
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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