バングラデシュにおける中・大規模層の米販売量の算定方式 : 1農村の事例研究から
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- モハモドアリ アクバル
- 広島大学大学院生物圏科学研究科
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- 斉藤 修
- 広島大学生物学部
書誌事項
- タイトル別名
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- A Case Study on Estimation of Gross Sale, Marketable Surplus and Marketed Surplus of Paddy for Medium and Large Farms in Bangladesh
抄録
バングラデシュの米は、農家レベルでの消費割合が多く、いわば半自給的な経済構造をとっている。この論文では、稲作農家のグロスの販売量、販売可能量、市場販売量を概念として区分する社会的意義を明確にして、1農村の中・大規模層の実態調査を実施して課題に接近した。バングラデシュでは地代の現金化が進展しているものの、労賃の現物支払なども関係して市場販売量の決定は複雑である。ここで、経営階層の格差を把握することも政策的な課題を含んでいる。調査結果では市場販売量は61.07%と高い水準になった。これは、中・大規模層の販売可能な余剰分が増加したことや家計仕向けが減少したことが原因である。
収録刊行物
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- 農業生産技術管理学会誌
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農業生産技術管理学会誌 5 (1), 7-18, 1998-04-01
農業生産技術管理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713061899904
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- NII論文ID
- 110009977862
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- ISSN
- 24242403
- 13410156
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可