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- 湯原 悦子
- 日本福祉大学社会福祉学部
書誌事項
- タイトル別名
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- A Study on the Involvement of Social Welfare Specialists during Trials on Incidents of Homicides or Murder-suicides by Family Caregivers
- カイゴサツジン ジケン ノ サイバン ニ オケル シャカイ フクシ センモンショク ノ カンヨ ニ カンスル ケンキュウ
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抄録
本研究では介護殺人事件に対し,判決前調査(情状鑑定)を通じて事件の背景や要因を明らかにする意義と効果を確認した.事例分析の結果,情状鑑定により特に環境的負因に関わる情報の提示が充実し,審理に携わる者が「被告人に帰せられる責任の範囲」を多角的に検討するための資料を提供できること,事件の背景にある社会病理として,そもそも介護を担う能力に欠けている者が介護を担わざるをえない状況に追い込まれ危機に陥っていることが明らかにされた.介護殺人事件に情状鑑定を実施するのは困難が予想されるが,社会福祉専門職による「コンサルテーション」という形であれば,弁護人らを通じて彼らの視点を審理に組み込むことができ,情状鑑定を行う効果を実質的に担保することが可能になる.このような形で司法と福祉の専門職が関わるところから,規範的解決を実体的解決・調和につなげていく司法福祉の理念の実現を図ることができると考える.
収録刊行物
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- 社会福祉学
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社会福祉学 56 (1), 116-127, 2015-05-31
一般社団法人 日本社会福祉学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564237998635648
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- NII論文ID
- 110009986713
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- NII書誌ID
- AN00314800
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- ISSN
- 24242608
- 09110232
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- NDL書誌ID
- 026682517
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可