B-1 About building function of cooperation relationships with other organizations in the intermediate support organization : A new perspective by theory of knotworking

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Other Title
  • B-1 中間支援組織における他組織との協働関係性の構築機能について : ノットワーキングの理論による新たな視座(自由論題)

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Abstract

平成23年度「新しい公共支援事業の実施に関するガイドライン」では、中間支援組織を「市民、NPO、企業、行政等の間にたって様々な活動を支援する組織であり、市民等の主体で設立された、NPO等へのコンサルテーションや情報提供などの支援や資源の仲介、政策提言等を行う組織を言う。中間支援組織自らがNPO等である場合もある。」と定義づけている。この定義が含意する中間支援組織の役割には大きく2つある。1つは、主にNPOを中心としたセクターへの支援であり、2つ目は、異セクター間の協働促進である。2つめの視点での機能を明らかにするため、有効と思われるのがEngestom (2008)のノットワーキングの理論である。「ノット(Knot:結び目)」とは、行為者や活動システムの間が弱くにしか結びついていないにもかかわらず、それらの協働のパフォーマンスが、急遽、脈打ち始め、分散・共有されるものと位置づけられている。そして、「ノットワーキング(knotworking)」は、要求される課題ごとに、協働の関係性を柔軟に変化させるプロセスであり、そこで必要とされる行為主体性は、結び日と菌根における制御不可能な対象への交渉によるコミュニケーションの取り組みである。これは、中間支援組織が強みとする即興性や共振性を活かす支援と相通ずる点が多い。そこで、代表的な中間支援組織の1つである、大阪NPOセンターが他組織への具体的な支援内容の1つである「市民社会創造基金("志"民ファンド)」の支援対象組織とセンターの関係性の変化を中心に検討を加え、他組織との関係性構築とそれを創発する構造について明らかにする。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1574231877220008832
  • NII Article ID
    110010001576
  • NII Book ID
    AA12545456
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • CiNii Articles

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