書誌事項
- タイトル別名
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- Three Cases of Bacteremia due to <i>Helicobacter cinaedi</i> Infection and the Usefulness of Gene Analysis of Isolated Bacteria
- 診断に分離菌の遺伝子解析が有用であったHelicobacter cinaedi菌血症の3例
- 症例報告 診断に分離菌の遺伝子解析が有用であったHelicobacter cinaedi菌血症の3例
- ショウレイ ホウコク シンダン ニ ブンリキン ノ イデンシ カイセキ ガ ユウヨウ デ アッタ Helicobacter cinaedi キンケッショウ ノ 3レイ
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抄録
Helicobacter cinaedi感染症は免疫不全患者に起こりやすく,近年,本菌による感染症の報告が散見されるが,血液培養結果に占める本菌の分離頻度は低い.われわれは,1年10ヶ月間に3例のHelicobacter cinaedi:菌血症患者を経験した.症例1は77歳女性,間質性肺炎でステロイド・免疫抑制剤使用中,症例2・3はともに71歳男性,肺癌で抗癌剤加療中であった.3症例とも培養では菌の同定に至らなかったが,症例1は16S rRNA遺伝子の塩基配列をもとにした解析,症例2・3はnested polymerase chain reaction法で同定した.Helicobacter cinaedi菌血症は再発率が高く,また,抗菌薬の長期投与が必要であるが,本菌の同定には遺伝子解析による評価が有用であると考えられた.
収録刊行物
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- Journal of UOEH
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Journal of UOEH 37 (4), 293-298, 2015
学校法人 産業医科大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205085101440
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- NII論文ID
- 110010015406
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- NII書誌ID
- AN0009832X
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- ISSN
- 21872864
- 0387821X
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- NDL書誌ID
- 027003855
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- PubMed
- 26667196
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可