月内部のレオロジー構造から考察する月震の発生メカニズム

• 東 真太郎

  東京工業大学地球生命研究所

• 片山 郁夫

  広島大学大学院理学研究科地球惑星システム学専攻

書誌事項

タイトル別名

• Mechanism of moonquakes inferred from rheological structure of moon interior
• ツキナイブ ノ レオロジー コウゾウ カラ コウサツ スル ゲツシン ノ ハッセイ メカニズム

抄録

アポロ計画で設置された地震計によって月にも地震(月震)が起きることがわかっている.月震は発生領域や発生メカニズムによって,浅発月震,深発月震,熱月震,インパクトによる月震に分類されており,我々はこの月震の中でも深さ約800-1200km付近で起きる深発月震について,月内部のレオロジー構造とともに考察した.月内部の温度構造から考察されるレオロジー構造から,深発月震は明らかに塑性変形領域で発生していることがわかった.通常は破壊や滑りが起こらない塑性変形領域で深発月震が起こるメカニズムを,地球で起きる地震の発生メカニズムのモデルを参考に考察した.

収録刊行物

• 日本惑星科学会誌遊星人

  日本惑星科学会誌遊星人 24 (4), 318-325, 2015

  日本惑星科学会

詳細情報

• CRID: 1390282680767114368
• NII論文ID: 110010022959
• NII書誌ID: AN10446455
• DOI: 10.14909/yuseijin.24.4_318
• ISSN: 2423897X
• ISSN: 0918273X
• NDL書誌ID: 027043264
• Web Site: http://id.ndl.go.jp/bib/027043264
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I027043264
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可