牡丹づくし : 京伝『浮牡丹全伝』贅言(<特集>近世の絵を読む)

• 山本 和明

  相愛大学

書誌事項

タイトル別名

• A Whole Lot of Peony Flowers : An Essay on Uki-botan-zenden(<Special Issue>Reading the Pictures of Early Modern Times)
• 牡丹づくし--京伝『浮牡丹全伝』贅言
• ボタンズクシ キョウデン ウキボタン ゼン デン ゼイゲン

抄録

読本の挿絵や口絵には、時には作者のアソビ心が反映し、時には作品の構想を探る手がかりがちりばめられている。文化六年に刊行された山東京伝『浮牡丹全伝』は、まだ記されていない後編の挿絵や梗概が、詳細に記されている。その点からも作品構想の一端を窺い知ることができるように思う。見過ごしがちな細微に、あえてこだわることで何がみえてくるのか。作中の挿絵三図を中心に、考えてみたい。

収録刊行物

• 日本文学

  日本文学 58 (10), 41-51, 2009

  日本文学協会

詳細情報

• CRID: 1390001205777979904
• NII論文ID: 110010027702
• NII書誌ID: AN00197092
• DOI: 10.20620/nihonbungaku.58.10_41
• ISSN: 24241202
• ISSN: 03869903
• NDL書誌ID: 10408844
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I10408844
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可