考古遺産と観光-史跡秋田城跡を巡る事例研究-

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タイトル別名
  • Archaeological Heritage and Tourism - Case Study of Akita Fort Ruins -
  • コウコ イサン ト カンコウ : シセキ アキタ シロアト オ メグル ジレイ ケンキュウ

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抄録

文化遺産は普遍的な文化的価値を有し、地域住民にとっても受け継いでいくべき価値を有する地域資源に他ならない。一方秋田県では、行政によって指定される文化財と、それらを活かした地域活性化活動や、将来に向けた外国人旅行者対策とがほとんど接点を持っていないために、文化遺産の本質的価値や真実性が十分に周知されていない状況にある。本稿では地域にある文化遺産を持続的発展のための観光資源とみなすことによって、遺産観光のフレームワークを構築することを目標に据えて、史跡秋田城跡において事例研究を行う。これまでの史跡整備の方針や訪問者の動向についての現状を整理した上で、秋田城跡を2016年度に開館する秋田城跡歴史資料館を中心とした文化観光施設とするための方策について、遺産観光の視点から課題抽出と提言を行う。

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