認知症を有する術後急性期患者における看護師の4点柵実施の判断に関連する要因
書誌事項
- タイトル別名
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- Factors Related to the Decision of Nurses to Use 4-point Bed-railing Restraints for Post-Operative Acute Patients with Dementia
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抄録
【目的】認知症の診断を受けている術後急性期患者に対して,看護師がどのような要因から4点柵の実施を判断しているのか,またその判断に影響を及ぼす看護師の背景を明らかにすることを目的とした.【方法】外科病棟に勤務している看護師に,抑制の三大原則の認識および転倒・転落予防のための4点柵実施を判断する要因等について無記名自記式質問紙調査を実施した.【結果】分析対象は547人であった.認知症の診断を受けている場合,4点柵の実施に同意できる者は170人(31.1%)であった.認知症の診断があり,かつ興奮状態や落ち着きのない行動がみられる場合でも,どちらともいえない,同意できないと回答した者が合わせて約4割であった.認知症の診断を受けている術後急性期患者の4点柵実施の判断に影響を及ぼしたのは,「ICUまたはHCUに勤務している」「3交替勤務」「看護倫理研修の受講」の3要因で,これらの群は有意に4点柵実施に同意する割合が高かった.【結論】認知症の診断を受けている術後急性期患者に対する4点柵実施に同意するかどうかの判断は,職場環境の影響があることが明らかになった.
収録刊行物
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- 老年看護学
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老年看護学 20 (2), 57-67, 2016
一般社団法人 日本老年看護学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205235296512
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- NII論文ID
- 110010042419
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- ISSN
- 24320811
- 13469665
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可