人工林再生産過程にみる自然資源管理の歴史性と地域性 : 高原林業地の形成過程より(テーマ:自然資源管理の論点-林業経済研究の視点から-,林業経済学会2016年春季大会)

書誌事項

タイトル別名
  • Historical Character and Regionality of Natural Resource Management by Viewpoint of Reforestation Cycle : The Formation Process of Forestry Area on North Kanto Region
  • 人工林再生産過程にみる自然資源管理の歴史性と地域性 : 高原林業地の形成過程より
  • ジンコウリン サイセイサン カテイ ニ ミル シゼン シゲン カンリ ノ レキシセイ ト チイキセイ : コウゲン リンギョウチ ノ ケイセイ カテイ ヨリ

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抄録

歴史性と地域性を欠いたまま林業の枠組みにおける自然資源管理を論じることはできない。本稿は,第一に,歴史地理学的理解をその基盤とした上で地域構造を解明し,その構造における自然資源管理主体の行動様式を追うことで,自然資源管理の議論の俎上に民有林人工林についての議論を位置づける。題材として,日本の森林計画制度が辿った1950年代からの約65年間に主に焦点をあて,北関東地方の戦後人工林をめぐる資源造成と市場化,再造林問題について取り上げる。資源造成と基盤整備,市場化がどのような背景と契機を得て誰によって担われたかを明らかにする。間伐から皆伐への転換によって全国の育成林業地における構造的位置づけへの理解,地域社会における持続性の理解への重要度がより高まっている。

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