生活科における「光」と「影」の探索活動での小学1年生の「気付き」場面におけるコミュニケーションの特性 ─生活科体験活動プログラム「光のかがく」における「ことば」・「行動」・「表情」分析を手掛かりに─
Bibliographic Information
- Other Title
-
- セイカツカ ニ オケル 「 ヒカリ 」 ト 「 カゲ 」 ノ タンサク カツドウ デ ノ ショウガク 1ネンセイ ノ 「 キズキ 」 バメン ニ オケル コミュニケーション ノ トクセイ : セイカツカ タイケン カツドウ プログラム 「 ヒカリ ノ カ ガク 」 ニ オケル 「 コトバ 」 ・ 「 コウドウ 」 ・ 「 ヒョウジョウ 」 ブンセキ オ テガカリ ニ
Search this article
Abstract
本研究の目的は、自然の「もの」(=物質)と「こと」(=現象)に関わる生活科の体験活動プログラムとして小谷らが開発した「かがく」のモデル授業「光のかがく」の探索過程において、小学1年生の抽出児4名の「気付き」場面におけるコミュニケーションの特性を、「ことば」・「行動」・「表情」の3つの視点から明らかにすることである。抽出児4名の「気付き」場面における「ことば」・「行動」・「表情」を1抽出児につき1台のビデオカメラで記録して時系列エピソード記録を作成し、コミュニケーションの特性を自然観察法の手法を用いて質的に分析した。この結果、 (1)「気付き」が発現する際の行動の特徴としてまず「児童個々の気付き」が生じ、続いて「気付きの共有」が生じる場合がある、(2)「児童個々の気付き」が生じる場面でのコミュニケーションの特性としては、一人で黙々と探索して「気付き」が生じた際、「喜び」や「驚き」といった「感情」が、「歓声」や「気付き」に関連した「独り言」という形で表出する、(3)「気付きの共有」場面でのコミュニケーションの特性としては、「児童個々の気付き」が生じた後、(1)自分の「気付き」を友達に「ことば」で伝えたり「独り言」をいったりして「気付き」を共有してもらおうとする、(2)他者の「気付き」に興味を抱いて共感し、それを自ら積極的に共有しようとする、ことが明らかとなった。
Journal
-
- The bulletin of education
-
The bulletin of education (41), 23-34, 2015-12
大阪大谷大学
- Tweet
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1050001201660789760
-
- NII Article ID
- 120006318099
- 110010051334
-
- NII Book ID
- AA12640650
-
- ISSN
- 21876150
-
- NDL BIB ID
- 027159675
-
- Text Lang
- ja
-
- Article Type
- departmental bulletin paper
-
- Data Source
-
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN