奈良教育大学におけるフレンドシップ事業を問い直す

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  • ナラ キョウイク ダイガク ニ オケル フレンドシップ ジギョウ オ トイ ナオス
  • Evaluation of Education Program of “Friendship” at Nara University of Education

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奈良教育大学で7年前から推進しているフレンドシップ事業を振り返り、これまでの成果と問題点とを総括して、将来の教員養成に生かしていくための関与の方法を模索した。近年は8程度の数のフレンドシップ事業が行われているが、学生の関心には濃淡がある上、事業によって学生の関与の度合いもまちまちである。単位として位置づけられているものもあれば、位置づけのあいまいなものもある。7年目を迎える本年度に一度これまでの経過を振り返り、教育大学としてこの事業を教員養成にどのように結び付けていくかを今一度問い直し、将来への展望を得るための一助とする。フレンドシップ事業は教員養成大学特有の事業であり、活用しだいによっては教員採用に向けて有効な手段の一つとなりうることがわかりつつある。これまでの事業における学生の関与の度合い、教学上の位置づけ等を明らかにするとともに、参加学生のその後を追跡した。他の教員養成大学での実施例を調査し、本学で実施出来ることと実施困難なこととを見極め、今後の教員養成に資するよう、大学として教学上の位置づけを明確にし、できれば教育実習などの教育実践体験とも連携を図るほうが有効であろうと考えた。

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