樹芸研究所内銅ズリ鉱堆積場におけるCuの存在状態について99

Bibliographic Information

Other Title
  • 樹芸研究所内銅ズリ鉱堆積場におけるCuの存在状態について
  • ジュゲイ ケンキュウショ ナイ ドウ ズリコウ タイセキジョウ ニ オケル Cu ノ ソンザイ ジョウタイ ニ ツイテ
  • Copper Distribution around the Mine Waste Deposit in Arboricultural Research Institute

Search this article

Abstract

東京大学大学院農学生命科学研究科附属科学の森教育研究センター樹芸研究所青野研究林内にある銅ズリ鉱堆積場において、河川水、土壌、植物試料を採取、元素分析し、Cuの汚染について調べた。その結果、土壌からは平均含有量1050mg/kgの高濃度のCuが検出され、ズリ鉱堆積場がCuによって極めて高いレベルで汚染されていることが明らかになった。一方、河川水中のCuは坑道口で採取した最も高濃度の試料で約0.1mg/lであり、下流ではほぼ検出されなかったことから、水系の深刻なCu汚染はないことが明らかになった。また、ズリ鉱堆積場では植生の活着が思わしくないが、まばらながらも生育している植物の葉中のCu濃度はほとんどが非汚染地の植物体中の平均値と同程度であったが、いくつかの葉試料では高濃度の蓄積が見られた。

Journal

Related Projects

See more

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top