局所浸潤性膀胱癌に対する動注化学療法 - 長期成績の検討を中心に -

HANDLE 被引用文献2件 オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Intra-arterial chemotherapy for locally advanced bladder cancer

この論文をさがす

抄録

局所浸潤性膀胱癌83例に対して, CDDPとADR(又はEPIR)動注化学療法を施行した.1990年6月以降の51例には, 放射線療法を併用した. 1)全体の組織学的CR(pCR)は68%, 動注単独群で41%, 放治併用群は84%. 2)全症例の5年生存率は57%, 動注単独群で44%, 放治併用群は71%. 3)全症例での進達度別5年生存率は, T1+T2;82%, T3a;66%, T3b;28%, T4;25%であり, T1+T2とT3b(p<0.0011), T1+T2とT4(p<0.0001), T3aとT3b(p<0.0263), T3aとT4(p<0.0214), T3bとT4(p<0.029)の各群間に有意差を認めた. 4)全体の46%の症例に膀胱保存を成功させることができた.特に放治併用群においては, 65%の症例に膀胱保存を成功させることができた

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 45 (2), 149-153, 1999-02

    泌尿器科紀要刊行会

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ