豊田法による無カテーテル尿管皮膚痩術の成績

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タイトル別名
  • Clinical results of tubeless cutaneous ureterostomy by Toyoda's method

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抄録

最近9年間に, 43症例67尿管に対し豊田法により無カテーテル尿管皮膚瘻術を行った.対象患者は男性30例, 女性13例, 平均年齢は61.4歳で, そのほとんどが膀胱, 直腸, 前立腺, 子宮の悪性腫瘍であった.両側性の場合は, 原則として左右尿管を一ヵ所に出す二連銃式尿管皮膚吻合術(double barrel ureterostomy)を行った.術前術後の腎盂像の推移をIVPで追求できた60尿管についてみると, 単側性の場合は20尿管中4尿管を除けばほぼ満足すべき結果を得ている.Double barrel法40尿管について, stoma側では中等度以上の腎盂拡張が20尿管中3尿管であったが, stomaと反対側では腎機能に影響が出ることが多く, 20尿管中3尿管に中等度の腎盂拡張が, また5尿管に高度の腎盂拡張または腎機能喪失があった.術後間もなく汎血管内凝固症候群で死亡した1例を除き, 結果的にはstoma付近が強い炎症性肉芽に覆われた1例と尿管の狭窄を生じた2例を除いた42例中39例(92.8%)をtubelessの尿管皮膚瘻としえた

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 37 (3), 243-248, 1991-03

    泌尿器科紀要刊行会

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050001202177387136
  • NII論文ID
    120002157863
  • NII書誌ID
    AN00208315
  • ISSN
    00181994
  • HANDLE
    2433/117140
  • 本文言語コード
    en
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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