クラミジア同定用キツト(PAP)を利用したクラミジアの細胞学的検索と臨床成績

HANDLE オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Cytodiagnosis of Chlamydia trachomatis by the immunoperoxidase technic

この論文をさがす

抄録

1)尿道炎症状を主訴として外来受診した160名の男性患者およびその性的パートナー22名に対して, 抗クラミジアモノクローナル抗体を用いた直接鏡検法により, クラミジア感染症の細胞学的検索を行い, 53名33%の男性患者, 13名59%の女性患者にPAP陽性を認めた.2) ELISA法による血清抗体測定では, PAP陽性29例中8例26%に抗体価陰性を, PAP陰性44例中7例15%に抗体価陽性を認めた.3)淋菌性および非淋菌性尿道炎のクラミジア感染の割合は, 前者が36例中11例31%, 後者が63例中29例46%であった.4) Minocycline 0.2 g/日またはdoxycycline 0.2 g/日によるクラミジア治療により, 35例中23例66%にPAP法によるクラミジア抗原の陰性化を認めた.また平均投薬日数は50日であった

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 33 (5), 719-723, 1987-05

    泌尿器科紀要刊行会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ