表在性膀胱腫瘍に対する膀胱内注入療法におけるcytosine arabinoside(Cylocide)および他剤との併用療法の検討

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タイトル別名
  • Study of combination chemotherapy with cytosine arabinoside in the intravesical treatment of superficial bladder tumors
  • ヒョウザイセイ ボウコウ シュヨウ ニ タイスル ボウコウナイ チュウニュウ

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抄録

7機関より得た多発性表在性膀胱腫瘍111症例について, CAおよびCAとMMCまたはNCSまたはCQとの併用による治療効果を検討した.1) CA 400 mg投与29例の有効率は48.3%, CA 200 mgおよびMMC 20 mg併用投与25例の有効率は84.0%, CA 200 mgおよびNCS 4, 000 U併用28例は71.4%, CA 200 mgおよびNCS 6, 000 U併用22例は95.5%, CA 200 mgおよびCQ 10 mg併用7例は100%の有効率を示し, いずれの場合も併用療法がCA単独よりよい結果である.2)初発症例, 再発症例別にみた有効率にはほとんど差をみとめない.3)副作用はいずれも局所刺激症状で, 全身障害を示すものはない.CA単独の場合は3.4%, CAにCQを併用した場合がもっとも高く71.4%である.MMCとの併用では40.0%, NCS 4, 000 Uとの併用は3.6%, NCS 6, 000 Uとの併用の場合は22.7%であった

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 29 (3), 357-364, 1983-03

    泌尿器科紀要刊行会

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