江戸時代の鋳銅大仏研究(2)九品寺大仏(続編)、瀧泉寺大日如来坐像、吉祥寺大仏の製作技法について

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タイトル別名
  • エド ジダイ ノ チュウドウ ダイブツ ケンキュウ 2 クホンジ ダイブツ ゾクヘン ロウセンジ ダイニチニョライ ザゾウ キチジョウジ ダイブツ ノ セイサク ギホウ ニ ツイテ
  • Research of bronze Great Buddha in Edo period (2) Manufacturing method of Kuhonji-Temple Great Buddha (sequel) and Rousenji-Temple Great Buddha, Kitijyoji-Temple Great Buddha

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抄録

江戸時代初期に青銅の鋳造で造られた九品寺(くほんじ)大仏(東京都台東区)、瀧泉寺(ろうせんじ)大日如来坐像(東京都目黒区)の胎内を、ファイバースコープを用いて調査した。これらは一度の注湯で鋳造したのではなく、他の江戸大仏と同様に複数の部品に分けて鋳造して組み上げ、前者は分鋳と鋳接によって、後者は鋳接によって組み上げられたことが判明した。中期に造られた吉祥寺(きちじょうじ)大仏(東京都文京区)は、隙間がなく胎内調査はできないが、蓮台から垂下した懸かけも裳の裏が観察でき、この部分には鋳接を多用していることが判明した。

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