塩害地水田土壌の除塩におよぼすかんがい水の効果

この論文をさがす

抄録

干拓直後の高濃度塩分を含有する水田土壌の除塩におよぼすかんがい水の効果について検討し,つぎの結果を得た。1)かん排水管理をひんぱんに行う場合は,田面水中の塩分濃度は,かんがい水中のそれときわめて近似した値を示し,表層土壌の塩分濃度も,顕著にかんがい水の塩分濃度に影響された。この傾向は隣接の畑地状態の表層土の塩分含量に比較して明らかに認められた。2)上記のような除塩処理をすれば水稲は干陸直後からでも栽培が可能となる。しかし水稲根はマット状を形成し,下層土に伸長しない特異的な形態が認められた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050846637993854720
  • NII論文ID
    120002304391
  • NII書誌ID
    AN00149012
  • ISSN
    09108742
  • Web Site
    https://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/594
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ