行動主義心理学からみた環境制御

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タイトル別名
  • Environmental Control from a Behavioral Analysis Viewpoint

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抄録

本稿は,B・F・スキナー(1904~1990)の徹底的行動主義(radical behaviorism)の流れをくむ行動分析学の立場から人間と環境とのかかわりの問題を論じることを目的とする。行動分析学は,ひとことで言えば,生活体と環境とのかかわりを客観的・機能的・実験的に分析することによって行動の原理が実際にどう働くのかを明らかにする学問である。行動分析学の 研究がすすめば,個体や集団の望ましい行動を形成・維持するための環境変数を適切に整備できるようになると期待される。しかしこれまで行動分析学は,特に理工系の研究者には殆ど理解されず,むしろ誤解・曲解されてきたように思う。そこで,本稿では,まず主な誤解の解消をめざし,行動分析学は環境制御の問題にどのような新しい視点を与えられるのかを論じることにしたい。

収録刊行物

  • 環境制御

    環境制御 15 3-12, 1993-12-15

    岡山大学環境管理センター

詳細情報

  • CRID
    1050283687311556352
  • NII論文ID
    120002310773
  • NII書誌ID
    AN1024789X
  • ISSN
    09171533
  • Web Site
    https://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/20525
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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